こういうのも一種の「空間把握能力」というのでしょうか?

私は立体が集まったものを見て、
ぱっと数を当てるのがとても苦手・・
子どもの頃はもっとひどくて、
はっきり言って全然数えられませんでした。

お世話になってる幼児向け教材の問題に
出てきた、昨日の問題。
たとえばこんな感じ ↓

49




















これ、今見ても思わず「4個!」と答えてしまいそうです。
だって、目に見えているのは4個じゃないですか・・・

子どもは単純だから同じように考えるんじゃないかと思ったら
息子は即答で「5こ」と書いてました。

興味を持って
「へぇ~。なんでそう思うの?」
と尋ねたら

息子の答えは
「だってうえにのってるはこのしたにも、
おなじおおきさのはこあるじゃん。
なかったらうえのはこ、おっこちちゃうよ」
だそうです。

そりゃそうだ!言われてみれば当たり前なんだけど、
なんつーか、目に見える物しか数えられないと
そういう発想にならないんだよな~!

息子、天才じゃなかろうか!?
(↑ ・・・ふつう?自分がバカなのか、単なる親バカか・・)


もう1つ、息子の数の考え方で感心することが
ありまして、それは足し算と割り算。

たとえば、「5+7」とか「8+9」とか、
1桁なんだけど、答が10を超える足し算。
暗算を瞬間で答えられ、しかも間違わない。

私「なんでそんなすぐに分かるの?」

息子「えーとねぇ。5は5でしょ、7は5と2でしょ。
   (↑と左手パー、右手チョキで示す)
    そしたら、10と2で12じゃん。」

という感じで、1桁の数字を5と余りに分解し、
5と5を足すと10(=グー)、ということは分かっているので、
余り同士を足した数と10を足せば答、
という図解が彼の頭の中に入っているようです。
(脳内イメージは完全にジャンケンポン)


割り算の場合は、「10÷2」とか「5÷1」を
どう考えるかというと、
息子「10こをふたりでわけるとひとり5こでしょ。
    5こをひとりでたべたらひとり5こ。
    そんなにいっぱいたべられないよね~!」
(彼の脳内イメージでは、まんじゅうがいっぱい、らしい)


ちなみに掛け算は『九九』を覚えないとやはりなかなか
理解は難しいので、おふろに「九九表」を貼って
1の段から毎晩一緒に暗唱してます。


お勉強、というより本人が好きでやってることなので、
遊びの延長みたいな感じです。

(息子は『みどり(=資産)』がほしくてしょうがないので、
「数字に強い方がみどりいっぱい増やせるよ」という
刷り込みが効いたのかもしれません)


このまま、「オレって数字に強い!」と
思いこみでも何でもいいので、思い続けて
苦手意識を持つことなく、
ずーっと今みたいに楽しんで取り組んでほしい。

「算数」でもない、「数学」でもない。
「数字」は人生にとって必要不可欠。

そうすれば、キミのこれからの人生でかなり
お得なことがたくさん起こるよ。がんばれ!


と、「数学」で挫折して、「会計」で
数字の面白さに目覚めた母は、
心の中で息子にエールを送り続けているのでした。