スティーブン・R・コヴィー氏の名著「7つの習慣」、
「第3の習慣:重要事項を優先する」に登場する、
「時間管理のマトリックス」の図、ご覧になった方も
多いと思います。

こんな図です ↓
重要度緊急度マトリクス











このマトリクスは、

■ 第一領域:緊急かつ重要な領域
■ 第二領域:緊急ではないが重要な領域
■ 第三領域:緊急だが重要ではない領域
■ 第四領域:緊急でも重要でもない領域

という、4つの領域に分かれています。



多くの人は、
『緊急で重要なこと』(第一領域)に振り回され、90%の時間を費やし、
残りの10%は『緊急でも重要でもないこと』(第四領域)に逃げ出している。

『重要で緊急なこと』の波に飲まれないようにするには、
『緊急ではないが重要なこと』(第二領域)に取り組み、
『重要で緊急なこと』の発生を抑止することが大事、

と本には書かれています。


本からの影響も多大にあるとは思いますが、
私は所属先である会社の休日(土日祝 )と平日早朝(4~6時)は、
できるだけ、この『緊急ではないが重要なこと』(第二領域)に
時間を使うように心がけています。

例えば、
①物件の現地調査
②息子への金融・経済教育
③投資や仕事の勉強
などです。

これらは、はっきり言って成果が出るまでにかなり時間がかかります。

①は、ほぼ毎日物件情報を見て、
選りすぐりの1~2軒を毎週末見に行って、
良さそうなモノにはその場で買付書いて、
ってのをやり続けても、ぜーんぜん買えません。

(もちろん理由は、即決してもらえるような値段を書かないから。つまり
「そんなんで売れるか」っていうような指値を入れるからですね

本当に利益の出る収益不動産というのは、
探す(インターネットまたは不動産会社の広告)→調べる(物件詳細、収支計算)
→見る(現地調査)→書く(買付申し込み)→通る(融資)、を繰り返す中で、
1000件に1件あるかないか、といった確率なんじゃないかと思います。

たったの0.1%しかないモノを探しているんだから、
時間がかかって当然、それでも探し続けないと
絶対に当たらない、と思って毎週めげずに見続けているわけです。

家を見ること自体はとても楽しいですが、
遠い場所だと往復にかなりの時間を取られること、
乗り物酔いする息子はそこに着くまでの時間そのものが苦痛・・・ 
などなど、苦労の種は尽きません。


②の教育にしても、まだ6歳(小1) の息子には、
難しい専門用語はもちろん理解できませんし、
いくら「おかあさん、だいすき!」と言ってくれる
年齢であっても、毎週苦手な乗り物を乗り継いで、
遠くまでおうちを見に行くのは決して楽しい行事ではないはず。

株式会社とNPO法人の違い、税金の仕組みや、
年金の世代間扶養の話、こづかい帳(損益計算書)の
書き方なんかも、折を見て、分かりやすく説明してるつもりですが、
まぁ、理解できていないでしょう。

全部は理解できなくても、ほんの一部でも何か心に残してもらえれば、
何年もかけて少しずつ積み重なって、本当に必要となったときに
力を発揮してもらえるんじゃないかと思って、今せっせとインプットしています。


③について、自分が今、お金と時間をつぎ込んでいるものが
本当に身を結ぶかどうか、分かるまで少なくとも5年はかかるでしょう。


5年で身を結べば上出来、遅くても10年以内には
自分と家族の望む姿になっていたい。

より「重要度」の高い事項を優先することを続けていると、
自分の得意なことが磨かれ、やりたいことを実現しやすくなる。

自分のやりたいこと・得意なことを通じて、
世の中の課題を解決することができれば、
自分の一番なりたい状態になることができる(なりやすくなる)。


そう信じて、今週も
より「重要度」の高い事項を優先して、地道に続けたいと思います。